こ数年兄ヤンは芝居をしている。所属事務所が役者等がいるからかもしれないが…。 かくゆう私もここ数年芝居をしている。

  私だけかもしれないが、同じステージ=舞台という、表現というカテゴリーではあるが、いざ足を踏み入れると、似ているようで全く相違しているところがあるのに驚く。

  おおげさに言うと、(私個人の見解ですが)芝居は
演出という『神』
のもとに、決められた動き、間合い、台詞一つ一つがパズルのように組み込まれたものであり、決してスタンドプレーは許されないと思っている。
裏方も含めた上での話だ。

  感情を足の先から髪の毛の先まで神経を張り巡らせて表現する。そして、投げる演技、受けの演技とその一瞬も気を抜くことが出来ない。決して『観客』に向ってではなく一つの作品として見せる。もちろん、芝居も多種に渡るので一概に言えない部分はある。

 数ヶ月の間稽古は行われ、その時間も長い。各シーンにおいて瞬時に気持ちを切り替えることも必要となる。

  私の場合は、常に120%で気持ちを全身で伝えたい系なので、苦しくもありその分、テクニック的な部分で芝居から学んだ。
『見せ方』『立ちかた』『言葉』『発声』『活舌』などがその部分だ。もちろん集団で1つの作品をつくる事により、楽器隊の気持ちなどを思ったりもした。

 しかし、なによりも思ったのは、『バンド』や『ライブ』に対しての気持ちが更に強くなったということだ。まあ、この数年の間に愛情が深まったというのが正直な気持ちだ。
兄ヤンはどうやってたのだろうか?芝居を見る機会がなかったことを激しく後悔しています。

 
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